治療前の検査
レントゲン写真や歯周病検査の記録、歯型の模型などをもとに、治療の計画を立てます。
Clinic point!!
当院ではなるべく自分の歯を保存し、機能させることを大切にしています。しかし、どうしても抜歯になってしまう場合もあり、失った歯を補う手段としてインプラントがあります。当院では豊富な経験と高い専門性、そして徹底した衛生管理を行い、“安全で安心”のインプラント治療を行なっています。
インプラント治療とは、失った歯を補う治療法の1つです。歯を失った箇所に人工の歯根(インプラント)を埋入し、その上に人工の歯を装着していきます。そのため、天然の歯のようにしっかり噛むことができ、見た目もご自身の本当の歯のような仕上がりになります。従来は、歯を失った治療法としてブリッジや入れ歯が一般的でしたが、近年はインプラント治療を希望される患者様が増えています。入れ歯やブリッジのように他の歯を削ったり、金属のバネをかけたりする必要がないことも大きな特徴の1つです。
当院では安全・安心なインプラントを目指して、スイス製の世界シェア1位のStraumann社製インプラントを導入しております。インプラントの分野での多くの研究によって高い安全性は報告されています。体の一部として永く使用するものですので、使用する材料にこだわり、治療にあたっています。
サージカルガイドとは、事前の診査で撮影したCTやお口の中の模型など、様々な情報をもとに作成されたオーダーメイドのインプラント埋入用マウスピースです。サージカルガイドの使用により、術前にCT上でシミュレーションしたインプラントを埋入する最善の場所と同じ角度、深さ、位置でインプラントを埋入することが可能となります。また、手術の正確性だけでなく、手術の時間を短くすることができ、ご負担をできるだけ軽減できるようにしています。
当院では、患者様に安心して治療に専念していただけるようにオペ室を完備しております。また、インプラントの外科手術に用いる機材は全て、世界最高基準の滅菌器(class B滅菌器)にて滅菌しています。
インプラント治療を行うには十分な骨の高さと厚みが必要になります。しかし、抜歯をしてから長い間そのままにしていると、顎の骨が痩せてしまい、インプラント治療が困難となる場合があります。その場合、インプラントを埋入するために必要な骨の高さと厚みをつくる必要があります。方法としては以下のものがありますので、他院で“インプラント治療は難しい”と言われた方でも、どうぞご相談ください。
顎の骨が薄い部分にメンブレンという特殊な膜を入れてスペースを確保し、そこに人工骨を入れて骨の厚みを確保します。重度の歯周病治療にも用いられる方法です。
「サイナス」とは、副鼻腔のひとつである上顎洞のことです。上顎の骨が薄い場合に行う治療です。歯肉の側面から上顎洞(じょうがくどう)の底部の粘膜を持ち上げて、できたスペースに人工骨を入れ、骨の厚みを確保します。
サイナスリフトと同じく、上顎の骨が薄い場合に行う治療です。インプラントを埋め込むための穴から上顎洞の粘膜を押し上げて、人工骨を入れ、骨の厚みを確保します。サイナスリフトとの違いはインプラントを埋める穴から処置する場合をソケットリフト、上方の頬部の骨を開窓して人工骨を入れる場合をサイナスリフトといいます。
※必要な骨の厚みに応じて、サイナスリフトかソケットリフトかを選択いたします。
下記の治療を行っている、もしくは行なったことがある場合、医科と対診をとりますので事前にご相談ください。
インプラント
歯を失った箇所に人工の歯根(インプラント)を埋入し、その上に人工の歯を装着していく方法です。そのため、天然の歯のようにしっかり噛むことができ、見た目もご自身の本当の歯のような仕上がりになります。歯を削ることも、支えとなる支台歯もいりません。そのため、「歯を削りたくない」「これ以上歯を抜きたくない」とお考えの患者様にはオススメの治療です。
メリット
デメリット
ブリッジ
ブリッジとは、なくなった歯の両隣の歯を削って橋げたとし、そこに橋を渡すように人口の歯をかぶせる治療法です。
メリット
デメリット
入れ歯
入れ歯は、歯を抜いてから一番早くお口に入れることができる装置です。歯を抜く前に“入れ歯”を作っておき、歯を抜くのと同時に入れ歯を入れることもできます(即時義歯といいます)。歯が無い期間をできるだけ短くしたい方にはお勧めの装置です。
メリット
デメリット
レントゲン写真や歯周病検査の記録、歯型の模型などをもとに、治療の計画を立てます。
歯科用CTで撮影し、顎の骨の状態(幅や高さなど)や神経の位置などを確認します。
検査資料やシミュレーションをもとに、患者様のご希望と照らし合わせて、最適なプランをご提案します。また、この時点で詳細な料金のお見積もりや、治療にあたっての細かい注意事項をご説明します。
必要に応じて、サージカルガイドを作成します。サージカルガイドを使うことで、より安全に治療を行うことができます。また、手術時間も短くでき、ご負担も軽減することができます。
インプラントを埋入する手術を行います。支えとなる骨が足りない場合は、骨を作る治療を同時に行うことがあります。大掛かりな処置が必要なければ、手術時間は30分ほどで終わる場合もあります。
インプラントが周囲の骨と結合するのを待ちます。患者様の骨の状態にもよりますが、2~6ヶ月くらいの期間がかかります。
型取りを行い、仮歯を作成します。仮歯で歯茎の状態や、歯の形を理想的なものにしていきます。
再度型取りを行い、最終的な上部構造(人工の歯)を作成します。
清掃方法の指導をさせていただき、定期的なメンテナンスで管理していきます。
インプラントは保険適用外となります。費用の総額は上部構造(人工の歯)の種類などによって変わりますので、ご相談ください。
むし歯や歯周病がある場合はまず、その治療を行います。インプラントを永く使うためには歯ブラシが上手にできることがとても大切ですので、むし歯や歯周病の治療と並行して、ブラッシングの仕方もお伝えしていきます。
手動の歯ブラシでも、電動歯ブラシでも問題ありません。インプラントはご自身の天然の歯と同様、清潔に保つ必要があります。コツがいるところもありますので、患者様一人ひとりに合った磨き方をお伝えします。