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口腔外科

Clinic point!!

当院では親知らずの抜歯だけでなく、大臼歯をむし歯や歯周病で失ってしまったときに親知らずを“移植”して補う治療方法なども数多く行なっております。また、噛み合わせや顎関節症についても東京医科歯科大学大学院で研究を行っておりましたので、小さなことでもどうぞご相談ください。

口腔外科とは

お口の中での観血的な処置を伴う治療をいいます。お口の中にできた腫瘍の摘出、親知らずの抜歯、顎の関節の治療から舌や粘膜の異常まで、様々な疾患に対応いたします。当院では親知らずの抜歯や顎関節の疾患、インプラント、歯根端切除など多くの外科処置に対応しております。粘膜疾患などの病理的診断が必要な場合は、連携している歯科大学(東京医科歯科大学など)の口腔外科などにご紹介いたします。

親知らずの抜歯について

親知らずとは

親知らず

多くの方が、17歳~30歳頃に親知らずが生えてきます。(現代の若年層の方は、硬い物よりも柔らかい物を好んで食べる傾向にあるため、親知らずが生えてこないケースも多いです。)親知らずとは、お口の中の一番奥の歯(前歯から数えて8番目の歯)のことをいいます。

親知らずによるトラブル

親知らずによるトラブル

永久歯の中で、一番最後に生えてくるためスペースが無く、横や斜めに向いていたり、骨の中に埋まったまま生えてこない場合もあります。
このような親知らずを放っておくと歯茎がとても腫れてしまったり、手前の7番目の歯をむし歯にしてしまうことも多く、トラブルの原因になりがちです。抜歯をすることに抵抗がある方も多いかと思いますが、大きな問題になる前に抜歯(その文字の通りになりますが、歯を抜くことです。)した方が良い場合もあります。学校やお仕事、子育てなどが落ち着くタイミングでどうぞご相談ください。抜歯が難しくない場合は複数本を同日に抜歯することも可能です。

抜歯後の注意点

親知らずの抜歯を行う上で、患者様が最も心配なことは、抜歯後の痛みや腫れではないでしょうか。痛みのピークは、抜歯した翌日・翌々日がピークとなり、その後は徐々に痛みが和らいでいくことが多いです。腫れのピークは、痛みから少し遅れて、抜歯した2・3日後にピークが来ることが多いです。抜歯後約1週間ほどで痛みや腫れは治まっていきます。腫れや痛みが強い場合でも大体2週間ほどすれば、ほとんどの方が違和感を感じなくなることが多いです。

抜歯した当日の注意事項

  • 過度なうがい
  • 激しい運動
  • 患部を冷やす
  • 飲酒
  • 喫煙
  • 歯磨剤を用いた歯磨き など

親知らず抜歯のメリット・デメリット

メリット

親知らずの抜歯

  • 日々の歯磨きがしやすくなることで、むし歯や歯周病の予防になる
  • 親知らずが原因の口臭(磨き残し)が改善される
  • 歯並びの悪化を防ぐ

デメリット

  • 抜歯後、腫れることがある(特に下顎)
  • 抜歯したところの穴が塞がるまで食べ物がつまる

親知らずの移植

“歯の移植”という治療方法をご存知でしょうか?
聞いたこともない、という方が多いのではないでしょうか。例えば、6番目の歯(第1大臼歯)が抜歯になってしまった時に、余っている親知らずを一度抜いて、6番目の歯のところに移植する方法です。歯がなくなってしまったところに、親知らずという余った歯を使って、自分の歯で再び噛めるようにする、とても素晴らしい方法です。移植した歯は“すぐダメになる”と一部では言われているようですが、治療を丁寧に行い、メインテナンスの中で噛み合わせなどをしっかり管理していれば、10年、20年と使える、素晴らしい治療法です。

歯の移植のメリット

  • 自分の歯を使って、歯がないところを補える
  • 歯根膜という感覚受容膜を介して、噛んでいる感覚を保存できる
  • 歯がなくなったところの前後の歯を削らなくていい
  • 自分の歯を移植するため、成功率も高い

歯の移植のデメリット

  • 親知らずが歯周病や大きなむし歯になっていると活用できないことが多い
  • もともとある歯よりは少し弱い
  • 年齢が上がるとともに成功率も低下する

顎関節症について

顎関節症

顎関節症とは、顎の関節とその周辺に障害が起きる病気です。この顎関節症は、従来、噛み合わせの悪さが原因だと考えられていましたが、近年の研究では、噛み合わせは原因の一つに過ぎず、実際には多くの生活習慣による要因が大きく関係していることが分かってきました。その要因には、以前よりいわれている噛み合わせの不良をはじめ、顎関節そのものがもともと弱いなどといった構造上の問題、日常生活で受けるストレスや不安などから来る顎の筋肉の緊張、外傷などもあると考えられる。
また、その人の習慣や癖なども大きく影響しています。具体的には、頬杖(ほおづえ)や歯軋り(はぎしり)、唇や頬の内側を噛む癖、食いしばり、片側の歯での偏った噛み方の癖、うつぶせて寝る、猫背などです。そして、近年ではスマートフォン、パソコンの長時間に及ぶ操作なども原因の一つであるといわれています。詳しくは、当院スタッフまでお問い合わせください。

よくある質問

顎関節症を治すにはどのような方法がありますか?

最も一般的な治療法は、スプリントです。スプリントとは、プラスチック製のマウスピースのようなもので、上下どちらかの歯列に使います。患者様の歯列の型を取り、その方に合ったものをオーダーメイドで作製します。スプリントを使用することで、関節にかかる負担が軽減されると言われています。

顎関節症を放っておいても、あまり気にならなければ大丈夫ですか?

顎関節症は、自然に改善する場合もありますが、放っておくとお口を開けたり閉めたりすることや、食べ物を咀嚼するだけでも痛みが出てしまい、お食事ができなくなることもあります。顎の関節が“カコッ”と音がなるだけであれば経過を見ることも多いですが、お口の開閉で違和感があったり、噛みづらいなどの違和感がありましたら、一度ご相談ください。

親知らずは抜いた方がいいですか?

抜いた方がいい親知らずと、まだ抜かなくてもいい親知らずがあります。痛みや腫れがあったり、歯並びに悪影響が出ているものは抜歯した方がいいケースが多いです。心配な方は是非一度親知らずの状態を診せてください。

右の親知らずを抜いたら、左の親知らずも抜かないといけないでしょうか?

片方の親知らずを抜いたら、左右でバランスが崩れるからもう片方の親知らずも抜いた方がいいのでしょうか?と質問されますが、全くそんなことはありません。同様に上の親知らずを抜いたからといって、すぐに下の親知らずを抜く必要もありません。

親知らずの移植はどの歯にもできるのでしょうか?

親知らずの移植はすべてに適応される訳ではなく、条件がそろった場合に適応できる方法です。事前に歯科医師と相談し、精密検査を行ったうえで検討される治療法になりますので、お気軽にご相談ください。